クローゼットやタンス、押し入れは、服が密に入っていることが多く、換気がよくありません。
湿度が高くなりやすく、カビの発生しやすい環境です。
もしカビが、服に発生してしまったら…?
そのカビの生えた服は捨てるしかないのでしょうか。
人体への影響や、他の服にカビの生えた服からうつるのも心配ですよね。
今回は、カビの生えた服は捨てるべきかなど、その対処方法についてまとめていきます。
この記事の内容
- カビの生えた服の対処方法
- 服に生えたカビは他の服にもうつるのか
- カビの生えた服の人体への影響
カビの生えた服は捨てるしかないの?
お気に入りの服を着ようとしたらカビがひどい😭
これもう捨てるしかないのかな、、どなたかいい方法教えてください、、!😭 pic.twitter.com/2KOSlXunbE— マッチョクッキング(コウヘイ)🎂『ベイクオフ•ジャパン』シーズン1 (@MachoCooking) July 18, 2022
服のカビには2つの種類があり、その種類によって、服での広がり方は異なります。
まず、カビの種類について説明していきますね。
服に発生するカビの種類
- 白カビ
- 黒カビ
まずは、白カビです。
白カビは、湿度が60%程度から増殖し始める、白くてふわふわとした形状のカビです。
クローゼットやタンス、家具など多くの場所で発生しますが、基本的には表面的に付着している程度。
ですが、濃い色の服の上では目立ってしまうという特徴がありますよ。
次に、黒カビです。
黒カビは、湿度が70%程度になると増殖する、黒くてポツポツしているのが特徴です。
お風呂の隅などで見たことがある人もいるかもしれませんが、根深くてとても厄介なんですよ。
服がカビだらけになっているのを見たら、とてもショックですよね…。
そして、その対処方法にも困惑してしまいませんか。
私だったらカビの生えた服は、捨てるしかないと、諦めてしまうかもしれません…。
実際のところ、カビの生えた服は捨てるという選択肢だけではなく、何かしらの対処ができるのでしょうか。
少し調べてみましたので、次の項目でまとめていきますね。
カビの生えた服は家の洗濯機やクリーニングで落とせるの?
まだ数ヶ月しか経ってないのに体操服にカビを生やす息子…
体操服出しなさいと言い続けてたのに、使ってないと言い張っていた😑
60度のお湯に酸素漂白剤入れて漬け置き。
さすが酸素漂白剤😳✨まっさらに! pic.twitter.com/AEt7xGbDJh— koyu (@koyu_2502) July 30, 2020
服には、2種類のカビが発生するのはお伝えした通りです。
2つのカビでは、発生時の根深さが大きく異なります。
表面的に付着することの多い白カビは、実は比較的簡単に落とすことができるようですよ!
その対処方法について説明していきます。
服に発生した白カビ除去の手順
- 服に発生した白カビを取り除く
→再発生等を防ぐため、屋内ではなく必ず外で行う! - 発生した部分にアルコール除菌スプレーを噴霧
- 酸素系漂白剤を使用して洗濯
→色落ち等の問題が無ければ、少しつけおきするのも効果的! - 生乾きは再発生につながるため、しっかりと乾かす
白カビの生えた服は、捨てるという選択をする前に自分で対処できそうですね!
アルコールや酸素系の漂白剤など、市販されているもので取り除けるというのは、うれしい情報です^^
洗濯後はしっかりと乾かして、再発生を防いでいきたいですね!
次に、黒カビの対処方法です。
こちらは、自分で対処するとなると意外と大変です!
まず、服についた洗濯タグを見てみてください。
黒カビの除去には、少し熱めのお湯や、酸素系の漂白剤に漬け込む過程があります。
ですので、服自体がそれに耐えられる素材であるかどうか、判断しなければなりません。
では、黒カビの対処方法について説明していきますね。
服に発生した黒カビ除去の手順
- 酸素系の漂白剤を溶かした、50℃以上の熱めのお湯を準備する
- 服を漬け込み、数時間漬けおき
→カビが落ちているかこまめに確認しながら、目安は6時間以内 - 服の黒カビが完全に落ちたら、普通に洗濯する
黒カビを取り除くにあたっては、上記のように服の素材等をしっかり確認する必要があります。
服についているタグを確認して判断するのですが、その情報を正確に理解するのはなかなか大変ですよね。
もし、難しければクリーニング店に相談してみるのも1つの手段ではありますよ!
ただし、100%除去できない場合もあるので、クリーニング店でも断られることはあるようです。
その時には、自分で対処しなければならず、場合によっては黒カビの生えた服は捨てるということになります。
は?なんかかばんにカビ生えてるんだけど…w pic.twitter.com/64zXBEjBu3
— とぴお (@hartmanntyui) August 7, 2019
ちなみにですが…バッグ類もカビが生えてしまうことがありますよ!
この場合は、バッグの素材によって対応が異なりますので、簡単にご紹介しておきますね。
革製のバッグの場合
- カビを濡れたタオルでふき取る
→タオルは固く絞ったものを使用 - 殺菌のため天日干し
- 保湿クリームを塗る
- 乾拭き
→保湿クリームを塗ったままでは再発生のリスク!
ナイロン製、布製のバッグの場合
- 消毒用アルコールスプレーを噴霧
- 濡れタオルでカビをふき取り
- ネットを利用して洗濯
- 天日干し
→内側までしっかり乾かす
バッグ類のカビの対処方法も簡単に紹介しましたが、基本的にはバッグ類もカビを予防することが大切です。
次項では、衣類のカビを防ぐための方法を紹介しますので、参考にしてみてくださいね^^
カビの生えた服は他のものにもうつる?
我が家のものは袋だけでなく内箱の裏側もカビておりました😩
カビは放置しておくとうつるので皆さまも是非ご確認ください! https://t.co/psVgmgpKM9 pic.twitter.com/CQjiHs2oAd— ぷれあ@趣味アカ (@plea_board) August 31, 2021
カビは、胞子によって増える生き物です。
カビの胞子は空気中を漂っていて、何かに付着しすると増殖していきますよ!
服に付着した場合、服にはカビが発生します。
そうすると、胞子が近くの服にも付着するため、カビの生えた服からうつるという現象に繋がってしまいます。
では、予防する方法はあるのでしょうか。
カビは、高温多湿な環境に加えて、人間の皮脂なども好みます。
これらの条件が重ならないように、一つずつ取り除く必要がありますよ!
カビが、他の衣類へうつるのを防ぐ方法は以下の通りです。
カビが他へうつるのを防ぐ方法
- クローゼットやタンス、押し入れなど衣類をしまう場所の風通しを良くする
→服を詰め込み過ぎない - 除湿を心掛ける
→多湿はカビの好発生場所となるので、除湿剤などで対応 - 衣替えの機会をカビ予防に!
→保管場所の汚れを取り除いたり、風通しを行う良い機会。キレイな空気を通して! - 一度着た服は、洗濯してから収納
→皮脂などの汚れでカビは増殖するので、気を付けることが必要! - クリーニング後の服のビニールははずす
→埃は付きづらいですが、湿度が高くなる要因
季節の変わり目の衣替えは、面倒くさく感じることも多いですが、服を守るための良い機会なんですね!
普段から、湿度や汚れに気を付けることで、カビの発生を大きく予防できそうです。
忙しい毎日の中でも、これらを取り入れると、後々自分が楽に過ごせるかもしれませんね^^
一度カビの生えた服は人体に影響ないの?
マスク内は30分1時間2時間4時間とカビが繁殖します吸い込むのは非常に危険です
マスク性肺炎に氣を付けましょう pic.twitter.com/TOp9MivBkc— モチリン (@aec153153) November 15, 2021
日常的に、空気中を漂っているカビですが、実は病気の発生の原因となるのはご存知でしょうか?
カビは、気管支喘息などの呼吸器系や、目のかゆみなどのアレルギー系の病気の原因とされています。
では、一度カビの生えてしまった服は、人体への影響はないのでしょうか。
カビのついた服をそのまま着ることは、上記で述べた通り、その胞子をまき散らすことに繋がります。
さらに、人によっては呼吸器系の病気やアレルギーを発症する場合もあるため、絶対に避けましょう。
ただし、洗濯などでカビがキレイに取りきれた場合は、根元から取り除けているということになります。
その場合は、着用しても問題と思われますが、取りきれなかったカビの生えた服は、捨てることをオススメします!
カビの生えた服は捨てるしかないの?洗濯やクリーニングで落とせる?:まとめ
今回は、カビの生えた服は捨てるべきかなど、その対処方法についてまとめてきました。
服に発生する白カビと黒カビは、それぞれ根深さに違いがありました。
白カビは、表面的に付着するため、アルコールや酸素系の漂白剤が効果的で、自宅にて対処が可能です。
一方、黒カビは根深く、完全に取り除くことが難しい場合もあります。
クリーニング店に依頼するのも1つの手段ですが、断られる場合もあり、その際は自分で対処することが必要です。
その場合、50℃以上の熱めのお湯と酸素系の漂白剤への漬け込みが必要なので、服の素材をしっかり確認しましょう!
カビは胞子で増殖するため、衣類から衣類へうつっていきます。
そうならないためにも、まずは予防が大切ですよ!
湿度や風通しなどの環境や、衣類の汚れなどが原因となりますので、それらに注意しましょう。
万が一カビが発生した場合には、早めに対処するよう心掛け、完全に乾かして保管するようにしてくださいね!
梅雨から夏の暑さが続くこの時期は、特にリスクが高いので、十分注意していきましょう!